ローテーターカフとは日本語で「回旋筋腱板」と呼ばれ、肩関節に存在するインナーマッスルです。
インナーマッスルとは関節のより深い場所に存在する筋肉のことで、関節を安定させる作用があります。
肩においては肩甲下筋・棘下筋・棘上筋・小円筋がこれに当たります。
ローテーターカフは、野球やテニスなど、特に打球・投球を行うスポーツにおいて重要視されます。
それは、特に肩を動かし、かつ高頻度に負担をかけるスポーツであるため、インナーマッスルが脆弱な場合、ケガを引き起こしやすいからです。
では最初の質問です。
皆さんは、このローテーターカフだけを意識的に単独で動かすことができるでしょうか?
動かす手順はシンプルです。
まず直立して気を付けの姿勢を取ります。
そこから肩と手は動かさず、肘の折れ目だけを内外へ向けます。
いかがでしょうか?
動かし方が分からなかったという方は、肘の折れ目を動かそうとすると、肩が内に入ったり外に開いたりするのではないでしょうか?
これはインナーマッスルが小さな筋肉なので、普段から動かす訓練を行っていない方であれば、まず外側の大きな筋肉から動かしてしまうため、上記のように肩が動いてしまうのです。
ではどのように訓練をすれば、意識的に動かせるようになるのでしょうか?
個人的な経験論ではありますが、私はヨガを行う中でローテーターカフを単独で動かす方法を習得しました。
ヨガは、体の深い場所の筋肉を自然と動かしてくれるポーズがいくつも存在します。
それらのポーズを、個々のレベルに合わせて行っていくことで最初はできなくても、いつの間にか体が変化してきます。
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